
戸塚病院 副総看護師長 佐々木 栄津子
「認知症」という病気は今、私が一番関心を持っているテーマで、物忘れが目立ってきた私にとって人事とは思えない病気です。今回は、同じような不安がある方へ、2月9日戸塚病院で行われた医療懇談会の話の一部をご紹介します。
認知症とは・・・「脳の障害で知的能力が低下し、社会生活に何らかの支障が生じる病気」ですが、その原因は1つではなく沢山あります。中でも一番多いのは「アルツハイマー型認知症」で、この病気は脳の中に悪いタンパク質が勝手に発生してたまっていき、大切な神経細胞を傷めた結果脳が萎縮し、認知症の症状が進行していきます。そして、次に多いのが「脳血管性認知症」です。これは、脳梗塞や脳出血が原因で発生します。これら2つの病気が、認知症全体の7割を占めています。しかし、その他「脳腫瘍」など脳外科手術で治せる認知症もあるため、早期発見が重要になってきます。
アルツハイマー型認知症をはじめ、多くの認知症は完治が難しい現状ですが、早期に治療を開始すると症状の進行を遅らせることができます。次のような症状が見られたら、神経内科など認知症の診療をしている所へ受診して下さい。 1.仕事(家事)に影響する物忘れ 2.馴れた仕事が上手く出来ない 3.言葉がでない 4.時間や場所がわかりにくくなる 5.判断力が低下する 6.置き忘れ、しまい忘れが増える 7.気分や行動が変化する 8.性格が変わる 9.自発性がなくなる。
医療生協では、記憶力増進班会なども推進しているので、是非ご相談下さい。