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いきいき365日

総代会に設置したヒアリングループとは

2013年06月18日

ヒアリングループとは
 スピーカーに音の信号電流を流して音を出すかわりに、ループ状の電線に音の信号電流を流し、磁界の変化を作り出すのがヒアリングループです。
 日本国内では磁気誘導ループ、磁気ループ、Tループ、Tコイルという表現もしています。

どうしてよく聞えるの
 ヒアリングループの磁界の変化は音の信号として、補聴器や人工内耳の「Tモード」(テレコイルモードという、電話を聞くモードのこと)や専用の受信機で聞くことができます。
 ヒアリングループを使うと、補聴器のマイクが拾ってしまう雑音や余計な残響が入り込む余地が無いため、たいへんはっきり音が聞こえます。
 難聴者のみならず、加齢などで聴力の弱った方に便利なしくみです。

ヒアリングループを設置した理由
 今回、総代会にヒアリングループを設置することになったのは、ある地域の支部の方が難聴のため、「支部の会議に出ても補聴器では周りの音が混ざってしまい、発言者の声が聴きにくい。だから、支部の会議には参加しにくい。」ということに、支部の方々がいろいろ調べてヒアリングループを探し出したのがきっかけです。
 私は小林組織部長から、地域総代会にヒアリングループを使えるようにと依頼を受け、インターネットのホームページを参考に、外周6メートルの試作機をつくりましたが、地域総代会に間に合わせることはできませんでした。
 総代会に設置したヒアリングループは行政から借りてきました。外周20から40メートルに対応できるものです。ただし、価格が数10万円と非常に高価なものです。医療生協で試作したものは「マイクアンプ」と「ギターアンプ」の組み合わせで、費用を抑えることができました。
 羽田空港の国際線のように、公共の場所にヒアリングループが備え付けられているところもありますが、日本国内ではまだまだ数が少ないのが現状です。下にあるのがロゴマークです。


意外に多い難聴者の割合
 株式会社第一生命経済研究所の水野映子氏が発表した「中高年層の難聴に関する現状と意識」(http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/report/rp0901.pdf)によると、2008年では65歳以上の人口に占める難聴者の割合は9.7%、75歳以上は15.6%と推計しています。ちなみに、聴覚障害者のマークは下にあるように、自動車運転者と障害者用があります。

聴覚障害マーク


引用本文
「08年6月現在における65歳以上の難聴者数は2,705千人、65歳以上人口に占める難聴者の割合は9.7%、すなわち約1割と推計された。なお、75歳以上に絞って推計(上記のD、E、Fの代わりにD'、E'、F'を使用)すると、難聴者数は2,046千人、人口に占める割合は15.6%にのぼる。」