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いきいき365日

意外と身近にある依存症

2013年08月10日

依存症とは
 世界保健機関の専門部会が提唱した概念で、「精神に作用する化学物質の摂取や、ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為を繰り返し行った結果、それらの刺激を求める抑えがたい欲求である渇望が生じ、その刺激を追い求める行動が優位となり、その刺激がないと不快な精神的、身体的症状を生じる精神的、身体的、行動的な状態」のことです。


アルコール依存症
 久里浜医療センターによると「日本にはアルコール依存症の患者数は2003年の調査では約80万人と推計されていますが治療を受けているのは年間5万人に過ぎません。」との状況で、受診割合はわずか6.3%しかありません。
 逆説的に言うならば、多くのアルコール依存症患者は自分はアルコール依存症ではないと考えているということです。このあたりに、アルコール依存症発見と治療のむずかしさがあるのではないかと思います。
 久里浜医療センターのホームページにたった4問のテストがあるので紹介します。挑戦してみてください。
 また、「ドリンク」という単位で飲酒量も考慮に入れたAUDITというテストは、得点で表示されるので、分かり易いと思います。
 テストをした実感として、病名を否定したいという気持ちが強く働き、得点を低くする努力をしてしまう可能性があると思います。正直に回答してみましょう。
 もしご本人が「アルコール依存症」と疑われたら、落胆するより、「これでせいせいした」くらいの気持ちで治療に向かうことがポイントのようです。
 また、2013年になって新薬として30年ぶりに発売されるようになった「レグテクト」という薬は「お酒を飲みたいという欲求そのものに作用する」ものであり、効果が認められているとのことです。


ネット依存症
 久里浜医療センターによると「2008年の調査によると、20歳以上でネット依存が疑われる者は全国で270万人にのぼることが推計されました。」とあります。この数は2011年時点の「47都道府県の人口の平均」と同数、2013年の「大阪市の人口」に匹敵し、アルコール依存症の3.4倍もいる計算になります。
 電車やバスに乗ると、携帯電話や携帯端末に夢中になっている人の姿が当たり前になっています。中国や韓国では死亡事故も起きており、社会問題になっています。
 スマホは実質的にはミニPCでどこでも使うことができるため、子供が依存症になった場合は発見しにくいといわれています。
 久里浜医療センターのホームページにネット依存のスクリーニングテストがいくつかありますので、試してください。


改めて、ご協力に感謝いたします
 今回の投稿に伴い、国立病院機構久里浜医療センターより、リンクの快諾を得ましたことを心より感謝いたします。