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いきいき365日

幻の映画 ひろしま

2013年08月15日

原作
 自らも被爆者であった長田新氏が編纂した文集『原爆の子?広島の少年少女のうったえ』(岩波書店、1951年)を脚本家の八木保太郎氏が脚色したものです。おなじ原作から新藤兼人監督による映画「原爆の子」が1952年に公開されています。


概要
 日本教職員組合(日教組)が映画化を決定、関川秀雄監督により1953年に製作された日本映画です。1955年に第5回ベルリン国際映画祭長編映画賞を受賞しています。


あらすじ
 あの日、1954年8月6日午前8時15分、みち子の姉の町子は警報が解除され疎開作業の最中に、米原先生始めクラスの女学生たちと一緒に被爆した。みち子は爆風で吹き飛ばされた。弟の明男も黒焦げになった。今ははぐれてしまった遠藤幸夫の父・秀雄は、妻・よし子が梁の下敷きで焼死ぬのをどうする事も出来なかった。陸軍病院に収容された負傷者には手当の施しようもなく狂人は、続出し、死体は黒山の如くそこに転がりさながら生き地獄だった。しかし軍部はひたすら聖戦完遂を煽るのだった…。


映画「ひろしま」を作った人々
 日教組に参加する広島県教職員組合と広島市民の全面的協力の下で制作され、多数の広島市の中学・高校と父母、教職員、一般市民等役8万5千人が手弁当のエキストラとして参加しました。その中には、原爆を直接経験した者も少なくなかったのです。原爆投下後の圧倒的な群集シーンの迫力は、これらの広島県民の協力なくしてはあり得ないものです。


小林 一平氏のメッセージ (『奇跡への情熱・・』代表)
 核とはなにか、幸福とはなにか、平和とはなにか、を訴える映画。親子で一緒に見て考えてほしい。この映画は哀しいけど世界の至宝である。


上映会での出来事
 8月14日に神奈川公会堂で行われた上映会には予定されていた「原爆から原発」と題した村上達也東海村長のインタビュー映像がありましたが、東日本大震災の津波で福島第一原子力発電所が事故をおこした双葉町の井戸川前町長が上映終了後、壇上に上がって急遽トークセッションになりました。


今後の予定
 日本全国での上映計画があります。インターネットで検索してください。また、現在残っているフィルムは年月がたち劣化しているため、デジタル・リマスター作成を予定されています。


改めて、ご協力に感謝いたします
 今回の投稿に伴い、映画「ひろしま」オフィシャルブックの著者である小林一平氏より、資料の引用について快諾を得ましたことを心より感謝いたします。